
パネルから選ぶ

液晶パネルの違いを解説!
〜PCモニターや液晶ディスプレイのパネルの種類は4タイプ〜
<IPSパネル>
・広視野角で視認性が良い
・IPS(IN-Plane-Switching)
・液晶分子を回転させてバックライトの光量を調節する方式のパネル
視野角が広く、178°の広視野角に対応したモデルが多くあります。
見る位置や角度による色・コントラストの変化が少なく、映像を鮮明に映しやすい点が魅力です。
デメリットとしては、ほかの方式と比較して動画性能が劣りやすい点があり注意が必要です。
<VAパネル>
・コントラストが高く、発色が良い
・VA(Vertical Alignment)
・液晶分子を垂直や水平方向に動かして光の量を調節する方式のパネル
バックライトの光を完全に遮ることで「黒」の表現がしやすく、コントラストを高められるのが特徴です。映画やドラマ、アニメなどの動画を見るのに適しています。
デメリットとしては、見る角度によって液晶分子を透過する光の量に差が出ることがあり、正面と斜めからでは、それぞれ違った色合いに見えてしまう場合があるので注意が必要です。
<TNパネル>
・コスパ重視
・TN(Twisted Nematic)
・電圧をかけて液晶分子をねじることで光の透過量を調節する方式のパネル
製造コストの安さと応答速度の速さが特徴です。高速な応答速度が求められるゲーミングモデルに多く採用されています。
デメリットとしては、視野角があまり広くないので見る方向によって色が変わってしまうことがあげられます。クリエイティブな用途には不向きですので、購入を検討している方はあらかじめ注意が必要です。
<OLEDパネル>
有機EL(OLED)パネルは、液晶パネルとは異なり、バックライトを使用しません。その代わりに自発光する有機EL素子をパネルに使用し、電気を流すことによって三原色を再現しています。発色やコントラストがよく、応答速度も速い点が特徴で、動きのある映像もきれいに表現できます。視野角が広く、斜めから見ても色変化が小さいなどメリットが多いです。
デメリットとしては、液晶パネル(IPS、VA、TN)と比較すると高価格となっているので自分の予算に収まるか注意する必要があります。
<まとめ>
液晶パネルは、TN、VA、IPS、OLEDの4タイプがあり、かつては安いTNタイプが中心でしたが、今では低価格化が進む高性能のIPSタイプやVAタイプが主流となっています。最近では有機EL(OLED)パネルを採用した製品も増え、種類が豊富になってきました。上記を参考に、それぞれの特徴を理解し、自分に合ったモニターを選びましょう♪